おりんが純金かどうかの見分け方|刻印・重さ・メッキの確かめ方

おりんの底を虫めがねで確かめるイメージのイラスト

当サイトの記事は、国税庁・文化庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店や発売元の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

仏壇にある金色のおりん。「これって純金なのかな、それとも金色なだけ?」と迷っている方は意外と多いんです。

結論から言うと、おりんが純金かどうかの見分け方は、まず底の刻印を見ることです。そのうえで重さの感覚を確かめ、最後は店の分析装置で判定してもらうのが確実な流れになります。

この記事を読めば、家で確かめられることと、店に任せたほうがいいことの線引きが分かります。

置物を持っている人

実家の仏壇のおりん、金色なんですが純金かどうか誰も知らないんです。どこを見ればいいですか?

案内役

まずはおりんを裏返して、底の刻印を探してみましょう。りん台や座布団の下に隠れていることもありますよ。

目次

まずはおりんの底の刻印を見てみましょう

金のおりんには、底など目立たない場所に純度の刻印が入っていることが多いです。バイセルの仏具コラムにも「おりんの底など、目立たないところに金の純度を表す刻印が入っていることが多い」とあります。

先に結論
  • 「純金」「K24」「24K」「999」の表示は、純金を表します
  • 「K18」「750」なら18金で、純金ではありません
  • 造幣局のホールマークは任意の制度なので、無くても偽物とは限りません
見つかった刻印意味
純金・K24・24K純金(品位999)の表示
999純金の品位の表示
日の丸とひし形の中に999造幣局のホールマーク(純金)
日の丸とひし形の中に1000平成24年4月より前に受け付けた純金のホールマーク
K18・18K・75018金(金75%)の表示
星型のマーク田中貴金属の刻印「ホシエスマーク」

純金とK24は、同じ意味で使われています。日本ジュエリー協会の表示規定では、K24は品位999とされています。

造幣局のホールマークは、平成24年4月以降に受け付けた製品から「1000」が「999」の表示に変わりました。造幣局は、表示が変わっても証明している品位は同じだと説明しています。

K18やK24の刻印は、造幣局の印ではありません

ここは意外と知られていないところです。造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と案内しています。

つまり「K24」の刻印は、作った会社などが入れた表示です。造幣局のホールマークは、事業者が依頼する任意の制度なので、マークが無い本物の金製品もあります。

『ホールマークが無いから偽物かも』と心配しなくて大丈夫です。刻印の意味は純金の置物が本物か見分けるには?でも詳しく紹介しています。

金めっき・金色仕上げのおりんの表示

金色のおりんの中には、金めっきや金箔押しの品もあります。見た目だけでは区別しにくいので、表示を確かめておきましょう。

先に結論
  • 「GP」は金めっきを表す表示です
  • 「金仕上げ」「ゴールドコーティング」も、めっき製品の表現として使われます
  • めっきや金箔押しのおりんは、金の量がわずかです

日本ジュエリー協会の表示規定では、「GP」が金めっきの記号とされています。また、金めっき製品の表現として「金めっき仕上げ」「金仕上げ」「ゴールドコーティング」が挙げられています。

表示読み方
GP・24KGP金めっきを表す表示
HGE・GEP公的な定義は無いが、めっきを表す表記として使われることがある
金仕上げ・金めっき仕上げめっき製品の表現
金箔押し表面に金箔を貼った物。金箔は純金ではなく銀や銅を混ぜた合金

「24KGP」は、24という数字が入っていても純金という意味ではありません。めっきの表示なので、純金のおりんとは扱いがまったく違うんです。

めっきの品の扱いは、店によって分かれます。RE:TANAKAはめっき品を「買取できないもの」としています。一方で、おたからやは金めっきの仏具について「宗教工芸品としての価値を基準に査定」すると案内しています。

金めっきの仏具や置物の扱いは、24KGPの置物や金メッキの仏具は売れる?で詳しくまとめています。

重さと大きさの感覚で見当をつける

刻印が見つからない時や、読めない時は、重さの感覚が手がかりになります。ただ、これはあくまで見当をつける方法です。

先に結論
  • 純金はとても重い金属なので、小さくてもずっしりしています
  • 同じ大きさでも、純金とK18では重さが違う例があります
  • 重さや色だけで純金と決めることはできません

徳力本店の公式資料では、同じ寸法のおりんでも、純金製とK18製で重さが違います。

寸法(直径)純金製K18製
2.5寸(75mm)300g200g
3寸(90mm)550g350g
3.5寸(105mm)650g550g

金の密度は1立方センチあたり19.32g(徳力本店の参考値)です。手のひらにのる大きさでも、純金ならずっしりした手ごたえがあります。

おりんが純金か見分ける手がかりの図解

バイセルの仏具コラムも「刻印が無い時には、確実な方法ではありませんが、金の重量感と色味が目安になります」と書いています。確実な方法ではない、というところが大事なんです。

磁石で確かめるのは、参考程度に

一般に、金は磁石につかないとされています。もし磁石につくなら、中は別の金属で、表面がめっきの可能性が高いです。

ただし、磁石につかないからといって純金とは限りません。磁石につかない金属は、金以外にもあるからです。

家で確かめられること
  • 底や側面の刻印を、明るい所で見る
  • りん台や座布団を外して、本体だけの重さを量る
  • 大きさを測って、寸法をメモしておく
  • 箱や証明書に、素材の表示が無いか見る

おりんを見分ける時に、家でやらないこと

『中まで金か確かめたいから、少し削ってみようかな』と考える方もいるかもしれません。でも、それはやめておきましょう。

家でやらないこと
  • 削ったり、やすりをかけたりする
  • 酸などの薬品を付ける
  • 研磨剤で強く磨く
  • へこみを叩いて直す

おたからやは「無理に磨いたり薬品で洗浄すると、表面を傷つけたり色味を損ねてしまう恐れ」があると案内しています。拭くなら、やわらかい布で軽くほこりを取る程度にとどめてください。

金は純度が高いほどやわらかい、と田中貴金属は説明しています。純金のおりんは傷が付きやすいので、なるべくそのままの状態で店に持って行くのが安心です。

おりんが純金か分からない時のよくある相談

ネットの相談サイトにも、おりんの素材についての相談が寄せられています。よく見かける2つを取り上げてみます。

仏壇のおりんが純金かどうか、家族の誰も知らない

親から受け継いだ仏壇のおりんが、純金なのかどうか分からない、という相談です。

まずは底の刻印を見て、それでも分からなければ店で分析してもらうのが近道です。おたからやは「刻印がない仏像でも金の純度(K24・K22・K18など)を正確に判定できます」と案内し、金箔や金張りとの違いも分析できるとしています。

刻印が無いことは珍しくありません。分からないまま持って行っても大丈夫です。

祖父からもらった金のおりん。証明書もレシートも無い

祖父からもらった金のおりんについて、買った時の証明書もレシートも無い、という相談です。

証明書が無くても、店の分析装置で純度は確かめられます。おたからやは「刻印や銘がなくても買取対象」と案内し、X線分析装置で金の純度を測るとしています。

箱や証明書があれば査定に有利と案内している店は多いです。ただ、無いから売れないということではありません。

置物を持っている人

純金じゃなくてK18だったら、がっかりしちゃいそうです。

案内役

K18も金75%の立派な金の製品で、金の量に応じて査定されますよ。まずは何でできているかを知るところから始めましょう。

最後は店の分析で確かめる

家で確かめられるのは、刻印と重さの見当まで。純金かどうかの判定は、店の分析装置に任せるのがいちばん確かです。

純金かどうかを確かめる流れ
  1. 底の刻印を見て、表示をメモする
  2. りん台や座布団を外して、本体の重さを量る
  3. 箱や証明書があれば、一緒にまとめる
  4. 店で比重計や蛍光X線分析装置で調べてもらう
  5. 純度と重さの結果を聞いてから、売るかどうか考える
店の分析で純金かどうか確かめる流れの図解

おたからやは、すべての店舗に比重計を置いていると案内しています。ただ、比重での測定は「水に浸すことができるもの」向けとも書かれているので、品物によっては蛍光X線分析装置などで調べることになります。

分析の結果は、その場で聞いてみてください。店ではこんな聞き方がおすすめです。

「これは純金ですか、それともK18ですか?」

「金の部分の重さは何グラムですか?」

純度が分かったら、そのまま査定額も確かめられます。

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純金の置物・仏具の査定額を確かめる

純金の置物や仏像、おりんなどの仏具は、金の重さと純度をもとに査定を受けられます。刻印が見当たらない品や、台座・木箱つきの品も相談できます。重くて運べない品は出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

純金と分かった時の値段の目安は、純金のおりんは買取でいくら?で重さ別に計算しています。純金の置物や仏具の売り方全体は純金の置物買取ガイドをどうぞ。

よくある質問

おりんの刻印はどこにありますか?

底など目立たない場所に入っていることが多いです。りん台や座布団を外して、底を明るい所で見てみてください。

刻印が無いおりんは、純金ではないのですか?

刻印が無い本物もあります。造幣局のホールマークも任意の制度なので、店の分析で確かめてもらいましょう。

「24KGP」と書かれたおりんは純金ですか?

純金ではありません。GPは金めっきを表す表示で、金の量はわずかです。

磁石につかなければ純金ですか?

磁石につかないだけでは純金とは言えません。判定は店の比重計や蛍光X線分析装置に任せるのが確かです。

まとめ

この記事の要点
  • おりんが純金かの見分け方は、まず底の刻印を見ることです
  • 「純金」「K24」「999」は純金、「K18」「750」は18金の表示です
  • 「GP」「24KGP」「金仕上げ」は、めっきを表す表示や表現です
  • 重さや磁石は見当をつける手がかりで、純金かどうかは決められません
  • 削る・薬品を付ける・強く磨くはせず、最後は店の分析で確かめましょう
純金の置物買取.jp

純金の置物買取.jp 編集部

家にある純金の置物・仏像・おりんなどの仏具・金の茶釜・金箔の品を納得して手放すために、刻印の読み方、本物とメッキの見分け方、重さからの値段の計算、売る店の選び方、相続や税金の考え方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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