純金の置物が本物か見分けるには?刻印・ホールマーク・重さの確認

純金の鶴と亀の置物と虫めがねとはかりを描いたアイキャッチ

当サイトの記事は、国税庁・文化庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店や発売元の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

実家で見つけた金色の置物や、いただき物の恵比寿様。『これって本物の純金なのかな』と気になっても、誰に聞けばいいか迷いますよね。

置物を持っている人

親から受け継いだ金色の置物があるんですが、純金の置物なのか、本物かどうかも分かりません。どこから確かめればいいですか?

案内役

まずは底や背中、台座の裏の刻印を探してみましょう。次に重さと大きさの感覚を確かめて、最後は店の分析で判定してもらう流れが確実ですよ。

結論から言うと、純金の置物が本物かどうかは、刻印で見当をつけ、重さで手ごたえを確かめ、店の分析装置で確定させる3段階で考えます。家でできることと、店に任せることの線引きが、この記事で分かります。

目次

まずは刻印を探してみましょう

先に結論
  • 「純金」「K24」「24K」「999」は純金を表す刻印です
  • 刻印は底・背中・台座の裏・箱など、目立たない所に入っていることが多いです
  • 刻印があっても、最後は店の分析で確かめるのが確実です

純金の置物には、目立たない場所に純度の刻印が入っていることが多いです。バイセルの仏具コラムにも、底など目立たないところに金の純度を表す刻印が入っていることが多いと書かれています。

置物は形が複雑なので、探す場所を決めておくと見落としが減ります。

  • 置物の底や足の裏
  • 背中やしっぽなど、後ろ側
  • 台座の裏や、台座との境目
  • 光背(仏像の後ろの飾り)の裏
  • 桐箱や化粧箱のふた・底の書き付け

明るい所で、虫めがねやスマホのカメラで拡大すると読みやすくなります。小さな置物だと、刻印も1〜2ミリほどのことがあるんです。

見つかった刻印の意味

見つかった刻印は、次の表で意味を確かめてみてください。

刻印意味
純金・K24・24K純金(品位999)の表示
999・999.9純金の品位の表示
金・金製(品位の数字なし)日本ジュエリー協会の規定では品位999でなければならない表示
日の丸とひし形の中に999造幣局のホールマーク(純金)
日の丸とひし形の中に1000平成24年4月より前に受け付けた純金のホールマーク
K18・18K・75018金(金75%)で、純金ではない
星型のマーク田中貴金属の刻印「ホシエスマーク」
GP・24KGP金めっきの表示で、純金ではない

日本ジュエリー協会の表示規定では、純金は「999‰以上の金」とされています。K24は品位999にあたり、純金と24金は同じ意味で使われています。

同じ規定には「貴金属の純度表示には1000‰を用いてはならない」ともあります。ただ、造幣局のホールマークでは、昔の「1000」の表示が残っている品もあります。

発売元の刻印が入っていることも

置物を作った会社が、自社の刻印を入れていることもあります。田中貴金属は、星型の刻印「ホシエスマーク」を品質の証として入れてきたと案内しています。

田中貴金属は「あえて保証書を持たない私たちにとって、品質を証明する唯一のもの」とも書いています。保証書が無くても、刻印が大事な手がかりになるわけです。

造幣局のホールマークの見方

置物を持っている人

置物に「造幣局製」と彫ってあるんですが、これがあれば本物ということですか?

案内役

造幣局のホールマークは、日の丸とひし形の中に品位の数字が入ったマークなんです。どんなマークか、写真を撮って確かめてみましょう。

造幣局は、事業者からの依頼に応じて貴金属製品の品位を試験し、合格した物に証明の記号を打っています。日の丸と、ひし形の中の品位の数字の組み合わせです。

ホールマークの品位カラット表示との対応(造幣局の表)
999K24
916K22
750K18
585K14
416K10
375K9

造幣局は、平成24年4月以降に受け付けた製品から純金を「999」と表示するようにしました。それより前の「1000」の表示と、証明している品位は同じだと説明しています。

K24の刻印は造幣局の印ではありません

ここは意外と知られていないところです。造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と案内しています。

つまり「K24」や「純金」の刻印は、作った会社などが入れた表示です。造幣局の証明は、日の丸とひし形のマークの方になります。

ホールマークが無い本物もあります

『ホールマークが無いから偽物かも』と心配しなくて大丈夫です。造幣局は、このマークは任意の制度で、市販の貴金属製品にはマークの無い製品もあると書いています。

ホールマークを依頼できるのは、貴金属製品の製造業者や販売業者だけです。個人が持っている置物に、後から打ってもらう制度ではありません。

ちなみに、造幣局の手数料表の品目には、盃や猪口、茶釜、茶瓶、大判、小判なども入っています。置物のような工芸品も、受け付けの対象になる仕組みです。

造幣局の試験では、製品の一部を削り取るなどして試料を採ります。製品の内部に品位の違う金属が包まれている物は、受け付けできない製品に挙がっています。

だからこそ、ホールマークが入っていれば、品位の手がかりとして心強いんです。

「造幣局製」と刻まれた恵比寿様や大黒様の置物は、造幣局製の刻印がある恵比寿・大黒の置物で詳しく紹介しています。

刻印が無い置物は偽物?

『刻印がどこにも無い…』という方も多いはずです。でも、刻印が無いことと偽物であることは、別の話なんです。

先に結論
  • 刻印が無い純金の置物もあります
  • 刻印が無くても、店の分析装置で純度は確かめられます
  • 刻印が無いまま、査定に出して大丈夫です

おたからやは「刻印や銘がなくても買取対象です。X線分析装置によって金の純度を正確に測定」すると案内しています。買取大吉も、刻印のない金・貴金属を比重などで調べて判断すると書いています。

小さな置物や、形の込み入った置物は、刻印を入れる場所が無いこともあります。台座に固定された置物だと、刻印が台座との境目に隠れていることも。

刻印が無い時に手がかりになるもの

刻印が見つからない時は、置物のまわりにある物も見てみましょう。

刻印のほかに見ておくもの
  • 桐箱や化粧箱に、素材や重さの書き付けが無いか
  • 栞や説明書き、証明書が残っていないか
  • 買った店や、贈ってくれた人が分かるか
  • 作家の名前や工房の銘が、箱や置物に無いか

おたからやは、共箱・鑑定書・証明書・落款入りの箱・栞などの付属品が「作品の真贋や来歴を裏付ける重要な資料」になると書いています。箱は捨てずに一緒に取っておきましょう。

重さと大きさの感覚で見当をつける

置物を持っている人

刻印が読めないんですが、持った感じでも分かるものですか?

案内役

純金はとても重い金属なので、小さくてもずっしりしているんです。ただ、重さの感覚はあくまで見当をつける方法ですよ。

金の密度は1立方センチあたり19.32gです(徳力本店の参考値)。同じ表で、銀は10.5gとされています。

つまり、同じ大きさなら純金は銀の倍近く重いということです。手のひらにのる大きさでも、純金ならずっしりした手ごたえがあります。

発売元の置物の重さと大きさ

田中貴金属の現行の純金置物で、重さと大きさが公式に書かれているものを並べてみます。

置物(田中貴金属)重さ大きさ
ふくろう約2g本体高さ約1.8cm(目はガラス玉)
招福かえる約12g本体高さ約2.5cm
馬約30g本体幅約4.8cm×高さ約3.7cm
純金「玉」30mm約170g直径約30mm
純金「玉」50mm約450g直径約50mm

直径3センチの玉で約170gというのは、手に持つと驚く重さです。中まで詰まった純金は、それくらい重いんです。

例えば、高さ2センチほどの小さな置物でも、持った時に『思ったより重い』と感じることがあります。逆に、手のひらほどの大きさなのに妙に軽い時は、中が空洞か、別の素材の可能性も考えておきましょう。

ただ、重さの感じ方は人によって違います。家族で「重いね」「そうでもない」と意見が分かれることもあるので、感覚だけで決めないことが大事です。

純金の置物が本物か確かめる3段階の図解

台座やケースの重さは引いて考える

置物の多くは、台座やガラスケースと一緒になっています。田中貴金属の置物にも「本体は台座に固定されています」という記載が多くあります。

台座ごと量ると、木や石の重さまで入ってしまいます。重さで見当をつける時は、本体だけの重さで考えましょう。

量り方のコツは純金の置物の重さの量り方でまとめています。

中が空洞の置物は軽く感じることも

純金の置物でも、中が空洞に作られていることがあります。そうした置物は、見た目より金が少なく、持った時に軽く感じます。

軽いから偽物とは限らないんです。中が空洞の置物については中が空洞の純金の仏像・置物の記事で詳しく紹介しています。

めっきとの違いと、家で試さない方がいいこと

金色の置物の中には、金めっきや金箔押しの品もあります。見た目だけでは、純金との区別はほとんどつきません。

純金の置物の手がかり
  • 「純金」「K24」「999」の刻印がある
  • 大きさのわりにずっしり重い
  • ホシエスマークや造幣局のホールマークがある
めっきの置物の手がかり
  • 「GP」「24KGP」「金仕上げ」の表示がある
  • 大きさのわりに軽い
  • はげた所から、別の色の金属が見える

日本ジュエリー協会の表示規定では、「GP」は金めっきの記号です。「24KGP」は24という数字が入っていても、純金ではありません。

金めっきの置物の扱いは24KGPの置物や金メッキの仏具の記事で詳しくまとめています。

磁石は参考程度に

一般に、金は磁石につかないとされています。もし磁石につくなら、中は別の金属で、表面がめっきの可能性が高いです。

ただし、磁石につかないからといって純金とは限りません。磁石につかない金属は、金以外にもあるからです。

磁石を試すなら、置物を傷つけないように軽く近づけるだけにしておきましょう。

削る・噛む・薬品はやめておきましょう

『中まで金か確かめたいから、少し削ってみようかな』と考える方もいるかもしれません。でも、それはやめておきましょう。

家でやらないこと
  • 削ったり、やすりをかけたりする
  • 酸などの薬品を付ける
  • 噛んで歯形が付くか試す
  • 研磨剤で強く磨く
  • 台座から外そうと、無理に分解する

田中貴金属は「金は純度が高いほどやわらかい」と説明しています。純金の置物は傷が付きやすく、削ったり噛んだりすると跡が残ってしまいます。

おたからやは、金工芸品について「無理に磨くと表面を削ってしまい価値が下がる可能性がある」と案内しています。汚れが気になる時は、やわらかい布で軽くほこりを取る程度にしておきましょう。

それに、細工の細かい置物は、作りの良さも見てもらう大事なところです。家で手を加えず、そのままの状態で店に持って行くのが安心です。

店では本物かどうかをどう確かめる?

置物を持っている人

最後は店で見てもらうとして、店ではどうやって本物か調べるんですか?

案内役

比重計や蛍光X線の分析装置を使うんです。置物を傷つけずに、金の純度を調べられますよ。

各店の公式サイトでは、純度の確かめ方をこう案内しています。

店公式に書かれている確かめ方
おたからや比重計や蛍光X線分析装置で金の純度を科学的に測定。すべての店舗に比重計を完備
RE:TANAKA専用の蛍光X線検査装置で品位を判定
買取大吉比重などを用いて貴金属の種類や品位を特定
なんぼや比重などを調べるのに少し時間がかかる場合あり。貴金属としての扱いが難しいケースもあると記載

おたからやの説明では、比重の測定は「水に浸すことができるもの」の純度を測るのに使うとされています。木の台座や布、ガラスの目が付いた置物は、ほかの方法で見ることになります。

置物によっては、その場で分からず、お預かりになることもあります。ザ・ゴールドの店舗の買取例にも、純金の七福神の置物を成分分析のためにお預かりした話が載っています。

査定に出すまでの流れ

本物かどうか見てもらう流れ
  1. 刻印・箱・付属品を確かめて、メモと写真を残す
  2. 台座やケースを除いた本体の重さを、分かる範囲で控える
  3. 店に「刻印の無い置物も見てもらえるか」を問い合わせる
  4. 本人確認書類(現住所の記載があるもの)を用意する
  5. 分析の結果と、金額の理由を聞いてから売るか決める

店に問い合わせる時は、こんなふうに聞くと伝わりやすいです。

「刻印が見当たらない金色の置物があります。純金かどうかから見てもらえますか」

「台座に固定されていて、外さずに持って行っても大丈夫ですか」

RE:TANAKAは「品位鑑定のみのご依頼は承っておりません」と書いています。鑑定だけを頼みたい時は、店ごとに扱いを確かめておきましょう。

本物だと分かったら、金の部分の重さで値段の目安が見えてきます。売り方の全体は純金の置物買取ガイドにまとめています。

査定料が無料の店なら、本物かどうかだけでも気軽に見てもらえます。

PR|金・貴金属の買取

純金の置物・仏具の査定額を確かめる

純金の置物や仏像、おりんなどの仏具は、金の重さと純度をもとに査定を受けられます。刻印が見当たらない品や、台座・木箱つきの品も相談できます。重くて運べない品は出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

知恵袋でよくある「純金の置物は本物?」の相談

Yahoo!知恵袋にも、純金の置物が本物かどうかの相談が寄せられています。よくある内容を要約して答えますね。

純金と聞いている1キロほどの仏像の置物。純金だと証明するには?

知り合いの家にある、純金と聞いている大きな仏像の置物について、どう証明するのかという相談です。家で証明するのは難しいので、店の分析装置で確かめてもらうのが確実です。

1キロもあると持ち運びも大変ですよね。重い置物は、出張で見てもらう方法もあります。

おたからやは、仏像のように重くて持ち運びが難しい品も出張買取に対応していると案内しています。

額縁に入った刻印の無い純金の大黒様。本物?

額縁に飾られた、刻印の無い純金の大黒様の彫刻が本物かどうか、という相談です。額に入った品は、裏側や額の中に刻印が隠れていることもあります。

それでも見つからなければ、額ごとそのまま店に持って行きましょう。家で額から外そうとすると、彫刻を傷めてしまうことがあります。

「造幣局製」と刻印のある恵比寿様と大黒様の置物166g。換金できる?

造幣局製と刻まれた、恵比寿様と大黒様の置物についての相談です。日の丸とひし形のホールマークが入っていれば、造幣局が品位を証明した品だと分かります。

もし166gがすべて純金だとすると、金の量だけで見た目安はこうなります。

前提計算金の量だけで見た目安
純金166g22,773円×166g3,780,318円

これは、田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)で計算した、記事執筆日時点の参考値です。地金(インゴット)の価格なので、置物の買取価格そのものではありません。

台座や金以外の部品が含まれていれば、金の部分はもっと少なくなります。実際の金額は、店で金の部分の重さと純度を確かめてからになります。

祖父からもらった金のおりん。証明書もレシートも無い

置物と同じように、仏具でもよくある相談です。買った時の証明書やレシートが無くても、店の分析装置で純度は確かめられます。

証明書が無いことを気にして、査定をためらう必要はありません。刻印と重さを控えて、そのまま見てもらいましょう。

刻印が無い置物を店で確かめる流れの図解

海外で買った金の置物は?

旅行先などで買った金の置物は、刻印の表し方が日本と違うこともあります。海外で買った品については海外で買った金の置物の記事で紹介しています。

よくある質問

純金の置物に刻印が無いと、買取してもらえませんか?

刻印が無くても査定してもらえます。おたからやは刻印や銘がなくても買取対象として、X線分析装置で純度を測ると案内しています。

造幣局のホールマークを、後から付けてもらうことはできますか?

ホールマークを依頼できるのは、貴金属製品の製造業者や販売業者だけです。個人が持っている置物に後から付けてもらう制度ではありません。

「1000」と刻まれたホールマークは、純金ではないのですか?

純金です。造幣局は平成24年4月以降に受け付けた製品から「999」と表示するようにしましたが、「1000」の表示と証明している品位は同じだと説明しています。

磁石につかなければ、純金の置物は本物ですか?

磁石につかなくても純金とは限りません。磁石につくならめっきの可能性が高い、という程度の目安にして、判定は店の分析に任せましょう。

本物かどうかを調べてもらうだけでもいいですか?

査定料が無料の店なら、見てもらったうえで売らない選択もできます。ただし、RE:TANAKAのように品位鑑定だけの依頼は受けないと書いている店もあります。

まとめ

この記事の要点
  • 純金の置物が本物かは、刻印・重さ・店の分析の順に確かめます
  • 「純金」「K24」「999」と、日の丸とひし形のホールマークが手がかりです
  • K24の刻印は造幣局の印ではなく、ホールマークが無い本物もあります
  • 純金はとても重く、台座やケースを除いた本体で考えます
  • 削る・薬品を付ける・噛むなど、家で試すのはやめましょう
純金の置物買取.jp

純金の置物買取.jp 編集部

家にある純金の置物・仏像・おりんなどの仏具・金の茶釜・金箔の品を納得して手放すために、刻印の読み方、本物とメッキの見分け方、重さからの値段の計算、売る店の選び方、相続や税金の考え方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次