田中貴金属の純金置物・仏像を売るには?刻印と売り先の選び方

純金の置物と桐箱とはかりを描いたアイキャッチ

当サイトの記事は、国税庁・文化庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店や発売元の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

田中貴金属で買った純金の置物や仏像。手放すことになった時、どこに持って行けばいいのか迷いますよね。

置物を持っている人

親が田中貴金属で買った純金の仏像があります。売るなら、やっぱり田中貴金属に持って行くのがいいんでしょうか?

案内役

田中貴金属にも買取サービスがありますが、ほかの買取店とは値段の出し方が少し違います。両方の特徴を知ってから選ぶと安心ですよ。

結論から言うと、田中貴金属の置物も仏像も、値段の土台は「金の部分の重さ×その日の金の単価」です。

違いが出るのは、作家やデザインの価値を見るかどうかと、店頭だけか出張もできるか、といった点です。この記事では、刻印の確かめ方から売り先の選び方まで順番にお伝えします。

目次

田中貴金属の純金置物・仏像ってどんな品?

先に結論

田中貴金属の純金工芸品は、K24の置物や仏像が中心で、重さは数gから数百gまでさまざまです。ガラスケースや台座、桐箱が付いた品が多く見られます。

田中貴金属の直営店とオンラインショップは、以前は「GINZA TANAKA」という名前でした。公式サイトには、2025年11月21日から店舗名を「田中貴金属」に変えたと告知されています。

『昔買った時はGINZA TANAKAだった』という方も、同じ会社の品と考えて大丈夫です。

公式ショップに並んでいる純金置物の例

公式の品名素材重さ(公式の表記)付属・作り
純金置物「ふくろう」K24約2g目はガラス玉、ガラスケース・化粧箱付
純金置物 十二支K24約5gガラスケース・桐箱付、台座に固定
純金置物「招福かえる」K24約12g大淵光則原型作
純金置物「馬」K24約30g
純金置物「鳳凰」K24/SVK24 約45g銀の部品付き
純金置物「午」「未」K24約180g津田永寿原型作、ガラスケース・桐箱付
純金「玉」50mmK24約450g大理石台座・桐箱付

(2026年10月21日に公式オンラインショップで確認)

ここが大事なところです。銀やプラチナの部品、ガラス玉の目、台座などが付いた品もあるので、全体の重さがそのまま金の重さではないんです。

田中貴金属の純金仏像

仏像のカテゴリには、K24の純金仏像が約130gと約200gで並んでいます。

約130gの釈迦如来像は「仏師 舟谷喜雲 原型作」で、本体の高さは約13.5cm、黒檀の台座と桐箱が付いています。約200gの大日如来像などは、本体の高さ約7.1cmです。

仏像全体の売り方は純金の仏像は買取できる?で詳しく紹介しています。

仏具や小物も考え方は同じ

田中貴金属の仏具のカテゴリには、K24の「純金 鈴棒」約40gや「純金 鈴棒置」約50gが並んでいます。

一方で、仏飯器や線香立て、花立てなどの仏具はK18、仏鈴(おりん)はK18とプラチナの品です。『金色だから純金』とは限らないので、刻印で純度を確かめておきましょう。

純金の置物・仏像・仏具をまとめた売り方は純金の置物買取ガイドで紹介しています。

販売価格は毎日変わる「販売レート商品」

田中貴金属の純金工芸品は、公式に「販売レート商品」と書かれています。購入日の金の店頭小売価格で、価格が毎日変わる品です。

つまり、買った時の値段には、その日の金の小売価格に加工や販売の分が上乗せされています。売る時に買った値段より低くなるのは、ごく普通のことなんです。

ホシエスマークと刻印、付属品を確かめる

置物を持っている人

置物の底に小さな星のようなマークがあります。これって何ですか?

案内役

それはホシエスマークかもしれません。田中貴金属が品質の証として入れている星型の刻印です。

田中貴金属は、星型の刻印「ホシエスマーク」について、あえて保証書を持たない同社にとって「品質を証明する唯一のもの」と説明しています。

置物の場合、刻印は底や台座の裏など、目立たない場所に入っていることが多いです。

家でできる確認
  • 底や台座の裏に、星型のホシエスマークがないか見る
  • 「K24」「純金」「999」「K18」などの品位の刻印を探す
  • 桐箱や化粧箱に、品名・素材・重さの表示がないか読む
  • 購入時のレシートや納品書が残っていないか探す
  • 銀(SV)やプラチナの部品、ガラス玉など、金以外の部分をメモする

刻印が読み取れない時も、心配しすぎなくて大丈夫です。買取店の多くは、蛍光X線分析装置などで純度を測っています。

刻印の詳しい見方は純金の置物が本物か見分ける方法で紹介しています。

銀やプラチナの部品が付いた置物は?

田中貴金属の置物には、金のほかに銀やプラチナを組み合わせた品もあります。例えば「瑞雲昇龍」は、公式の表記でK24約30gに純プラチナ約2gの宝珠と銀の部品が付いた置物です。

こうした品は、金・プラチナ・銀をそれぞれの重さと単価で見ることになります。RE:TANAKAも「複数の品種・品位のコンビ製品も、それぞれのパーツごとに」品位を特定すると書いています。

部品を自分で外す必要はありません。そのまま見せて、「金とプラチナは別々に計算していますか」と聞いてみてください。

田中貴金属の置物はいくらになる?重さから計算する

『田中貴金属の品なら、高く売れるのでは?』と期待する方も多いはずです。

ただ、どの店でも土台になるのは金の部分の重さです。単価の物差しには、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)を使います。記事執筆日時点の参考値です。

この単価は地金(インゴット)の価格で、置物の買取価格そのものではありません。店の提示額は、品物の種類や手数料の扱いで変わります。

金の部分の重さ田中・店頭買取 22,773円/gで計算RE:TANAKA K24 20,850円/gで計算
5g113,865円104,250円
30g683,190円625,500円
130g2,960,490円2,710,500円
200g4,554,600円4,170,000円
450g10,247,850円9,382,500円

右の列は、田中貴金属の買取サービスRE:TANAKAが2026年10月20日17時に発表したK24のリサイクル価格(鑑定料・手数料込み)で計算したものです。

例えば約130gの純金仏像なら、金の量だけで見て2,960,490円の計算です。ただし、これは台座を除いた金の部分が130gだった場合の数字で、この金額で売れると約束するものではありません。

田中貴金属の置物の値段は金の部分の重さと単価で決まることを示した図解

置物全体の値段の考え方は純金の置物の値段の計算にまとめています。

RE:TANAKA(田中貴金属の買取)で売る時に知っておきたいこと

置物を持っている人

買ったお店で売れるなら、それがいちばん安心な気がします。何か気をつけることはありますか?

案内役

RE:TANAKAは計算がとても分かりやすいのが特徴です。一方で、店頭のみの受付で、デザインなどの価値は評価しないと公式に書かれています。

RE:TANAKAは、田中貴金属の直営店で貴金属製品を買い取るサービスです。買取できる物に「貴金属工芸品 小判、大判(レプリカ)、金銀盃、食器、置物、額縁、根付等」と書かれていて、置物も対象に入っています。

RE:TANAKAの主な条件(公式の記載)

項目公式に書かれていること
値段の計算品位別のリサイクル価格×貴金属部分の重量
手数料リサイクル価格に鑑定料・手数料が含まれ、別途かからない
金以外の価値デザイン、ブランド、歴史的価値などは評価しない
部品が多い品パーツに分解して鑑定できれば買取、コンビ製品はパーツごとに品位を特定
量り方付属品を外し、0.01g単位で計量(買取重量は0.1g単位に切り上げ)
受付の方法店頭のみ。郵送での買取はなし、電話や訪問による買取もなし
メッキ品買取できない物に入っている
支払い現金は100万円まで。超える時は銀行振込(振込手数料は客の負担)

鑑定は、専用の蛍光X線検査装置で品位を判定し、所要時間は約30分と案内されています。

同じ日でも1gあたりの単価は店によって違う

単価を比べる時に気をつけたいのが、店ごとに「何を基準にした単価か」が違うことです。2026年10月20日の公式の値を並べてみます。

公表元K24の1gあたり単価の性質
田中貴金属 店頭買取価格22,773円地金(インゴット)の価格。手数料は別
RE:TANAKA K2420,850円製品の買取価格。鑑定料・手数料込み
RE:TANAKA K24特定品21,306円刻印のある円形メダルなど決まった品目だけ
おたからや 24金22,938円メダルや小判など特定の製品が基準。工芸品は査定額が異なる場合あり

(田中・RE:TANAKAは17時、おたからやは14時の更新値)

数字だけを見て高い安いを決めるのは早すぎます。置物は特定品の品目に入っていないので、RE:TANAKAではK24の単価で計算される品です。

ほかの店では、手数料が別にかかるか、工芸品としてどの単価で見るかを、査定の時に聞いてみてください。

RE:TANAKAが向いている人・ほかの店も見たい人

RE:TANAKAが向いている時
  • 金の重さと品位だけで、分かりやすく計算してほしい
  • 店頭まで品物を持って行ける
  • 手数料の有無で迷いたくない
ほかの店も見たほうがいい時
  • 作家物や原型作者の名前を評価してほしい
  • 重い仏像や大きな置物で、持ち運びが不安
  • メッキかどうか分からない品が混ざっている

どちらが良い悪いではなく、品物と状況に合うかどうかです。

2027年1月からの変更

田中貴金属の公式のお知らせでは、2027年1月から直営店での貴金属製品の売却を含むすべての店頭取引で「田中貴金属 総合口座」への会員登録が必要になります。本人確認書類は原則マイナンバーカードに集約されるとのことです。

ほかの買取店と比べる時の見方

『結局、どこで売るのがいいの?』と迷いますよね。

比べる時は、1gあたりの単価だけでなく、何を基準に、どんな方法で査定するのかを見ておくと選びやすくなります。

店作家・デザインの評価出張公式に書かれていること
RE:TANAKA評価しないなし(店頭のみ)手数料込みのリサイクル価格で計算
おたからや評価することがあるあり田中貴金属などの製造印がある工芸品は高額査定になりやすい傾向
コメ兵評価されるケースがあるあり有名な金工作家の作品で共箱があれば付加価値
大黒屋重量と金性で決定あり(エリアあり)箱や付属品がなくても下がらない

おたからやの金工芸品ページには「田中貴金属などの製造印がある工芸品や、人間国宝・伝統工芸士など著名作家の作品は特に高額査定になりやすい傾向があります」と書かれています。

また、「金として溶解するより作品価値が高い場合は、美術工芸品としての価格を優先」とも書かれています。原型作者の名前が入った置物や仏像なら、こうした見方をする店にも相談してみる価値があります。

田中貴金属の置物の売り先を選ぶ時に見るポイントを示した図解

ほかの店の詳しい比べ方は純金の置物・仏具の買取店の比較、売り先ごとの違いは純金の置物はどこで売るかで紹介しています。

1つの店だけで決めず、金額の内訳を聞いて比べるのが納得して売るコツです。まずは査定料が無料の店で、今の金額を確かめてみるといいですよ。

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純金の置物・仏具の査定額を確かめる

純金の置物や仏像、おりんなどの仏具は、金の重さと純度をもとに査定を受けられます。刻印が見当たらない品や、台座・木箱つきの品も相談できます。重くて運べない品は出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

知恵袋でよくある田中貴金属の品の相談に答えます

Yahoo!知恵袋には、田中貴金属で買った品の売り方についての相談が寄せられています。よくある3つを要約して答えますね。

「金の仏具の底に田中貴金属のマークとK18の刻印がある。本物?」

答え

ホシエスマークと品位の刻印がそろっていれば、田中貴金属が品質の証として入れた刻印の可能性が高いです。最終的な判定は、店の分析で確かめてもらいましょう。

田中貴金属の公式ショップでも、仏具の多くはK18で作られています。K18の刻印があるなら、純金ではなく金の割合75%の品として計算することになります。

例えば金の部分が100gなら、K18の目安は22,773円×0.75で1gあたり17,080円、100gで1,707,975円です(2026年10月20日の田中貴金属の公表価格での計算)。

「30年近く前に田中貴金属で買った純金の兜を売りたい。買った時より高くなる?」

兜の値段も、土台は金の部分の重さとその日の単価です。買った時と比べて高いか低いかは、当時の購入価格と、今の金の単価や重さを並べてみないと分かりません。

販売価格には加工や販売の分が含まれていたので、単純に比べると差が出ることもあります。購入時のレシートや箱が残っていれば、重さや品位を確かめる手がかりになりますよ。

「田中貴金属で買った純金のメダルを質屋で査定してもらったら、思ったより低かった」

店によって、1gあたりの単価や手数料の扱い、品物の種類の見方が違います。1つの店の金額だけで判断せず、「何gで、1gいくらで計算していますか」と聞いて比べてみましょう。

なお、ホシエスマークや造幣局の検定マークがあり、純金の刻印がある円形のメダルは、RE:TANAKAで「K24特定品」の対象になります(付属物がないことが条件)。メダルは置物とは別の品として相談してみてください。

田中貴金属の置物・仏像を売るまでの手順

売る時の基本

刻印・箱・購入時の書類をそろえ、金の部分の重さと当日の単価を確かめてから、店の特徴に合わせて売り先を選びましょう。

『何から始めればいいの?』という方のために、流れを並べました。

売るまでの流れ
  1. 家族に売るつもりだと伝え、仏像なら菩提寺にも相談しておく
  2. 桐箱・ガラスケース・購入時のレシートなどを集める
  3. ホシエスマークと品位の刻印、金以外の部品をメモする
  4. 田中貴金属の公表価格で、その日の金の単価を確かめる
  5. RE:TANAKAとほかの店で査定を受け、内訳を比べる
  6. 本人確認書類を用意し、納得できたら売る

仏像を手放すかどうかは、宗派やお寺によって考え方が違います。魂抜き(閉眼供養)が必要かどうかも含めて、菩提寺やお付き合いのあるお寺に相談してみてください。

売る時の注意

田中貴金属は「電話や訪問による買取を行っていません」と公式に注意を呼びかけています。田中貴金属を名乗る買取の勧誘があっても、その場で品物を見せないようにしましょう。

査定の場で聞いておきたいこと

『何を聞けばいいのか分からない』という方は、次の質問をそのまま使ってみてください。

査定の時に聞くこと
  • 「金の部分は何gと量りましたか」
  • 「純度はK24とK18のどちらと判定しましたか」
  • 「1gいくらで計算していますか。手数料は引かれていますか」
  • 「銀やプラチナの部品は、金額に入っていますか」
  • 「原型作者の名前や共箱は、評価に入っていますか」

答えをメモしておけば、RE:TANAKAとほかの店の金額を同じ目線で比べられます。その場で決めずに持ち帰っても大丈夫です。

売る前にしないでおきたいこと

くすんだ置物は、磨いてから持って行きたくなりますよね。

ただ、おたからやは「無理に磨くと表面を削ってしまい価値が下がる可能性」があると書いています。ほこりを柔らかい布で軽く拭く程度にとどめておきましょう。

台座から本体を外したり、銀の部品を取ったりするのもやめておくのが安心です。RE:TANAKAでも、付属品の取り外しは店側で行う流れになっています。

よくある質問

田中貴金属の置物は、買った時の値段で買い取ってもらえますか?

多くの場合、買った値段より低くなります。販売価格は金の小売価格に加工や販売の分が上乗せされていて、買取は金の部分の重さが土台になるためです。

田中貴金属の仏像を、RE:TANAKAに郵送して売ることはできますか?

できません。RE:TANAKAは店頭以外の郵送などによる買取はしていないと公式に書いています。持ち運びが難しい時は、出張査定のある店も考えてみましょう。

箱や保証書がなくても売れますか?

売れます。田中貴金属はもともと保証書を付けず、ホシエスマークを品質の証にしています。箱が残っていれば一緒に持って行きましょう。

ガラスケースや台座も持って行ったほうがいいですか?

ケースや台座も一緒に持って行きましょう。本体が台座に固定された品も多く、無理に外すと傷める原因になります。

査定だけしてもらうことはできますか?

RE:TANAKAは買取を前提に鑑定するため、品位鑑定のみの依頼は受けていません。ほかの店の査定の扱いは、それぞれ事前に確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 田中貴金属の置物・仏像も、値段の土台は金の部分の重さとその日の単価です
  • 物差しは田中貴金属の公表価格(2026年10月20日17時は22,773円/g)
  • ホシエスマーク・品位の刻印・桐箱をそろえておくと話が早いです
  • RE:TANAKAは手数料込みで計算が分かりやすく、店頭のみで金以外の価値は評価しません
  • 作家物や重い仏像は、美術品の評価や出張のある店とも比べてみましょう
純金の置物買取.jp

純金の置物買取.jp 編集部

家にある純金の置物・仏像・おりんなどの仏具・金の茶釜・金箔の品を納得して手放すために、刻印の読み方、本物とメッキの見分け方、重さからの値段の計算、売る店の選び方、相続や税金の考え方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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